オリゴ糖の基本的な性質と構成

まず、オリゴ糖の「オリゴ」ってどういう意味かご存じですか?
オリゴ糖は糖質の一種で、別の名を「少糖類」といいます。「オリゴ」には「少ない」という意味があります。

 

糖質には、他に果糖やブドウ糖などの単糖類と、食物繊維であるセルロースやデンプンなどの多糖類が存在しています。まさにオリゴ糖は、単糖類と多糖類の中に位置する物質なのです。

 

単糖類である果糖やブドウ糖が2個から数個結合して構成されているのがオリゴ糖なのです。

 

 

また、糖質の摂取時には、血糖値の上昇に気をつけなければなりません。

 

 

オリゴ糖

 

人体にはオリゴ糖を分解できる酵素がないため、オリゴ糖は小腸や胃で分解されず、そのまま大腸に届くという性質があります。
オリゴ糖の健康効果は、この性質が重要な土台となって支えているといっても過言ではありません。

 

 

単糖類

 

単糖類はすぐに消化吸収されてしまうため、血糖値を急上昇させ、
脂肪蓄積ホルモンのインスリンの分泌を促す性質があります。

 

 

 

低カロリーの優れた甘味料であるオリゴ糖

 

オリゴ糖の性質では、カロリーの低さも忘れてはならない大切な特徴です。

 

砂糖は一般的な甘味料ですが、1gあたり約4kcalあります。
つまりこれは、100g換算では400kcalとなり、パンやご飯とほぼ同じくらいのカロリーを有しています。
一方で、通常オリゴ糖は1gあたり約2kcalとなっています。
つまりオリゴ糖は、なんと砂糖の半分のカロリーしかないのです。

 

またオリゴ糖は、種類にもよりますが、甘みが砂糖の70%もあるものもあります。
つまり、オリゴ糖に砂糖を置き換えれば、カロリー摂取を半分に抑えることができて、しかも甘味を失うことがないのです。

 

オリゴ糖を含有しているミルクの哺乳瓶

 

オリゴ糖の作り方と、その応用方法

 

 

オリゴ糖が菓子類やガムのの健康的な甘味料として使用されるのは、酸や熱にに分解されないためです。
家庭においても、料理に使用したりコーヒーに入れたりと、その健康効果を維持したまま、さまざまな使用法が可能となるのです。

 

オリゴ糖は自然界にも存在しています。しかし、ほとんどのオリゴ糖は、商品化されている原料が元となって作られています。

 

オリゴ糖の作り方としては、まず最初に原料を前処理して、その上澄みをろ過する工程があります。その後、脱色脱塩したものを濃縮して完成するのです。

 

オリゴ糖は、このように作られると酸にも熱にも分解されない強いオリゴ糖となり、幅広い用途で使用することができるようになるのです。

 

 

 

オリゴ糖のプレバイオティクスとしての性質

 

現在では腸内環境へのアプローチ法として、「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」との2種類が存在しています。

 

 

プロバイオティクスとは

 

一方、プロバイオティクスとは、善玉菌の代表であるビフィズス菌や乳酸菌を腸内まで生きたまま届け、腸内の善玉菌の量を増やす方法です。

 

この方法のメリットは、善玉菌の量を直接増やせるということですが、その一方で、摂取した善玉菌が定着するのは難しいので、一時的な効果になってしまうというデメリットもあります。

 

プレバイオティクスとは

 

プレバイオティクスは、すでに腸内に住み着いている善玉菌を元気に活性化して増やすという方法です。
常在菌を活性化させるために、腸内に定着している善玉菌のエサを摂取するというのが、具体的な方法です。

 

 

日本では現在、プロバイオティクスが広く知られています。しかしヨーロッパ諸国では、すでに人体内に定着している善玉菌を増やせるプレバイオティクスという方法が幅広く支持されているのです。

 

まさにオリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やすプレバイオティクスとしての機能を持っているといえます。